ドラマみたいな実話で見つかった文献。「昭和天皇独白録」寺崎 英成、マリコ・テラサキ・ミラー 文藝春秋
かつて昭和天皇に仕えた男の記した日本語の資料が、遠くアメリカで発見される。
その男の妻はアメリカ人で、戦後祖国に戻り、日本語を読めない家族によって、一旦は焼いて処分されそうになったが、
日本の歴史研究家に内容解説を頼むことから、このような本になることとなる。
なんだこのTBSの2時間ドラマみたいな話(主演はシャーロット・ケイト・フォックス あたり)は!!
という実話です。
昭和初期から終戦までを昭和天皇の目線で、側近に語った内容。
今まで読んできた歴史の本のエピソードがじわじわと読んでいてキーワードとして光るようになってきた。
そしてこの本もその重層のひとつとなるのです。
未だにうまく人に説明できるレベルではないんですけどね。そこは一旦紙に書いてまとめないとだめそうだ。
そして相変わらず、何か読むとまた読みたい本が次々と。
こちらの本と
こちらの本が添えられていたので読まなくては。特に迫水さんは日本のいちばん長い日などにも出てきて印象があるので著作を読んでみたいですね。(「日本のいちばん長い日」半藤一利 文春文庫)
木戸幸一さんが天皇に与える影響が凄いので
木戸幸一さんの日記を読もうとしても、これは最近の本では無くてプレミア価格ついているのですね。
こちらも面白そう。半藤さんの対談鼎談ものだ。「BC級裁判」を読むもある。
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