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はい、好きです。夜営業してないのが残念なのでまた土曜日行こう、と誓う 東銀座「Cafe634」

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秋です。夏の引きこもり、充電生活から気候の変化が私に外出をもたらすのでしょうか、週末になると思いっきり出かけてあれこれ気になるものを自ら経験し、吸収する日々が続いております。

土曜日も朝から準備して、手帳の勉強会に出かけて(その内容はまた別記事に。)そこからもいくつかのしてみたいことに取り組みます。

先日読んだ日経おとなのOFFのキッチュさんのインタビュー、

自分がやりたいことを、やりたいときに、いろいろやっていくく

行きたいところがあったら速足で歩いて、早く目的地に着きたい、そういう「欲求」で動く

これを頭に浮かべながら、軽やかに実践。

ということを行っていたら、どうせなら近くの、チェックしていたお店に行ってみたいなという気持ちになりました。

東京から京橋を経て東銀座エリアへ。

歌舞伎座の裏ですよねー、というざっくりとした気持ちでその区画に行って、ぐるぐる。あれ、どこかなあと右へ左へまっすぐへ自転車でぐるぐるしたのですが、なかなか見つからない。

これを楽しんでいるから、いいんですよ。この歌舞伎座裏エリアには魅力的なファサードの飲食店が数多く、それをぶらぶらと見て回る。
遅めのランチを楽しんでいるお客さんの姿を認める。
歩くくらいの速度で、実際に見る。

食べログで星見て判断するのもいいですけど、飲食店の外観、お客さん、店員さんの様子を実際に見て、自分の直感と皆さんの培ったデータとを併せて、それで判断出来たらもっといいですよね。

そしてそろそろ、本当にお店に行きましょうかね、と地図を見ると、最初この区画に来たときに左に曲がらず真っ直ぐ来れば良かったというね。

でもいいのです、東銀座のお散歩を楽しませてくれました。

大きな黒板が見えるお店に入ると、カウンター席があるので、そちらに案内されるかな?と思ったら店員さんに

「お二階にどうぞ」と。

その店員さんの顔つき、表情で、「あ、私このお店好きだな」と感じます。
何だろうな、言うならば「相性」というものももちろんあるのでしょうか、好ましい、と店員さんを見て感じる事があるのです。
そのアンテナが立つと、嬉しい気分いっぱいになります。

店員さんにではなく、空間にアンテナが立つタイプのお店もありますね。

これをちゃんと並べてみると、私の「好き」が明らかになるんだろうな。

2階に上がると、一番奥の窓際の席を案内されます。
2階の店員さんもまた、一目見るだけで好きになってしまうたたずまい。

ベイクド・チーズ・ケーキが食べたいと、決めておりました。それに、ホットのコーヒーを。

カフェでベイクド・チーズ・ケーキがあると、積極的に選んでしまいたくなりますね。コーヒーと共に、私が食べたくなるメニューだからなのかもしれません。

素敵なうつわに載せられた、ケーキと、コーヒーとが到着です。

素敵ですね、と声をかけると「イイホシユミコさんの食器です」とのお答えが。

やたらとお名前うかがうイイホシユミコさんってこれか!と。

多分これで見かけた気がする・・・

とその自分の感想を見返してみると

こうやって認識、思考のなかにキズをつけておくことで、
次から何か本を読んだ時に「あ、イイホシユミコさんの作品だ」
とひっかかるようになるんですよね。

と言っていた、まさにその通りになりました。いろんなとこに、好奇心の種をまいておきたい。
今回、収穫の時がきた、という思いに。

しっとりとした皮と、つややかな味のある皮のような深いチーズの焼き色、それが青銅器のようなお皿に鎮座しているわけですね。
純白の生クリームと一緒に。

そのお皿には部分部分、釉薬の暗がりを擁していて、これは外が暗くなってから、ほの明るく照らすであろう照明の中で見ても絶対素敵、と想像するだけでうっとりしてしまいました。

コーヒーも、真っ白ではない独特の肌感を持つカップ、ソーサーで、手触りも楽しい。
と触っていると、きちんと、ケーキの器は冷たくなっている。そんな細かい心遣いにも気づきまた嬉しくなります。

これ、このお皿ね。

気になっていた食器を、実際に食事をいただきながら、手に取れるというのは嬉しいな。

2年くらい前までは、ブラックコーヒーが飲めず、カプチーノをたのんでいたのですが、会社のごく安い、原価10円、20円というマシンで抽出されるコーヒーをぐいと流し込む必要にかられていた経験を経て、そこから数年が経ってから、ふと甘いものと一緒にブラックコーヒーを飲みたいなと思うようになりました。

その味わいを深く楽しめるようになったのだから、あの経験にも、今は感謝ね、なんてとりとめのないことを考えたり、
ちょうど今読んでいる本がこのお店の世界観とマッチしている

物だったので、しばし読んで、嚙み締めてみたり。

これは、リピート確定なわけですが、平日18時、土曜日は17時までという営業時間のためになかなか難しい。
また土曜日に来るか、仕事がうまい具合にこの付近の外出を伴うことを願うのみ。
日が落ちるのが早く、16時台に暗くなって寒い、そんな12月ごろに来て2階席から外と、中のあれこれを見まわしたいです。

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cafe634カフェ / 東銀座駅築地駅新富町駅

昼総合点★★★★ 4.8