モザイクケーキが食べたくて 洋菓子舗 ウエスト 銀座本店
以前TOKYOカフェ SWEETSという本を読んだ際、
モザイクケーキにきゅんときて、これは食べに行こうと決意。
(TOKYOカフェSWEETS エンターブレイン・ムック)
近くに行く用事があったので、ウエストへ。
青山店や横浜そごう店、またかつてあった目黒店はよく見かけていたのですが、
銀座店がこちらにある、というのは初めて知りました。
コリドー街が一本隣にあるので、大通りを歩かないエリアでありました。
販売カウンターの横の、古めかしい階段を数段上ると喫茶エリアへのドアが。
ドアに入ると、所狭しと椅子。そして女性グループの数々。
年齢層の高めな女性達が多いです。「カフェ」というより「喫茶店」
の部類ではありますが、「喫茶店」と呼ぶよりはやはり「洋菓子舗」
が適切なのかな、と感じるのは
店内の明るい照明のせいでしょうか。
本棚にクラシックの本が並び、大きなスピーカー、銅像と
クラシック音楽にこだわりがあるのが伝わってきます。
10分、15分くらいして、レジの奥にある待合席に案内頂けました。
2段階の待ちがあり、私たちのすぐ後にはさらにお店の外まで並んでいましたので
3段階待つという人気ぶり。
レジのガラスケースがごく昭和な雰囲気。
戦後すぐの昭和22年創業で、そこから大切に使い続けているのかな、と察します。
時折そんなレジの上にチョイス用のケーキがおかれるのですが、
その木製の台もまさに時代物。深い歴史を要所要所に感じます。
ホテルの宴会担当のような制服に身を包む店員さんが
ブラシで席をきれいにするのを待って、ついに席に呼ばれます。
席につくとメニューと冊子を渡されます。
20種類はあろいうかというケーキのサンプルに、他プリンなどの
メニュー。
私は迷うことなくモザイクケーキをお願いします。
公募の詩が載っている冊子と、ギフト用商品を眺めながら待っていると、
紅茶とケーキが到着しました。
モザイクケーキは、バタースポンジとココアのスポンジを6等分にして、
バタークリームで接合し、それをチョコで包んだケーキです。
それぞれのスポンジの味がきちんと味付けされていて、
それを個別で食べたり、
2つの味と、クリームと、ぱきっと音をたてながら周りのチョコと全部一緒に
食べたりと楽しみながら、ケーキをゆっくりと楽しみます。
嬉しいのが、紅茶のおかわりができること。
ポットではなく、一杯一杯、カップに淹れてくださいます。
ミルクティーだったのですが、ミルクまで温めて添えて頂き、恐縮なくらいでした。
週末午後だったので大混雑ですが、平日の夕方~夜はどうなのでしょう。
できれば、コリドーでの待ち合わせまでの時間の過ごし方に、
ウエストという選択肢を増やしたいところです。
ヨッシーのクッキーのような美しさよ。
洋菓子舗 ウエスト 銀座本店 (喫茶店 / 銀座駅、内幸町駅、日比谷駅)
昼総合点★★★★☆ 4.8