川口葉子さんのカフェ本が他と違う理由。 東京カフェを旅する
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何冊かカフェ本をまとめて読むと、改めて
他の本と川口さんが書いたカフェ本との違いが浮き彫りになりました。
川口葉子さんは30年に渡ってカフェを訪ねている、
と帯裏のプロフィール欄に書かれています。
日本のカフェの歴史を、カフェの中で感じていた人が書くということ。
そのカフェの物語、に加えて
そのカフェが日本のカフェに与えたもの、であったり
そのお店の時間軸での変化、
そのカフェにまつわる人間のカフェ人生、
そしてその人におけるそのカフェの位置、意味合い。
カフェ、人、そしてその他の芸術的、文化的造詣といった
幅広い土台、素養の中から紡がれる言葉の、とっておきの部分を
抽出したような一冊になっているので、ずっしりと濃厚な本になるのだと思います。
川口さんがおすすめしているのであれば、ぜひ行きたいなと思ってしまいます。
カフェを探したいな、という方には
手に取って頂きたい一冊です。
実際にお邪魔した時の記事はこちらです。
充電場所に出会う 恵比寿 スコーン 歩粉(ほこ)
川口さんの「京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語」もおすすめです。紹介はこちらから。