住まいについての考察―1,000万円貯めない。2
今年の夏に、住んでいた家の更新がありました。
更新せずに引っ越しをしようかな、と思ったときに、今一度考えたのが持ち家/賃貸問題。
私が賃貸物件を選んだ理由 2015年版
明らかに物件が余る時がくる という予想
少なくとも今焦って物件購入する事はないだろう、という判断に至った理由は下記の3つの要因です。
- 東京のマンション建設ラッシュ
- 若い人が減っている
- 更に若者の貧困があり、マンションを購入できる若者は少なくなっている
どこかで、40代~50代くらいの方の作った人生設計の「あてが外れる」気がしています。
家族で暮らしたマンションを売って、田舎に行くなり都心に行くなり夫婦だけで暮らす、という割と一般的であろうビジネスモデルが破たんして、家族向けマンションを手放したい上世代と、マンションの買い手と想定される若者世代の需給バランスがどこかで崩壊するのだろうと踏んでいます。
最貧困女子とか、女性たちの貧困 “新たな連鎖”の衝撃みたいな本もありますし、肌感覚で、自分の10歳、15歳年上よりと10歳、15歳下の人数、そして生活環境を見ていると、上世代の人がいつか「こんなはずじゃなかった」となるのではないかなー、と。
そのタイミングが仮に来たら、そこで入手するのが得策かなと感じています。
未来の自分が好きな街がわからない
私は高校生の頃から、30歳頃に住んでいたい町がありました。
ただ、実際私が28歳になったときに選んだ町は、その夢とは全く違う町でした。10代の頃は知らない町でした。28歳になったころ、住みたかった町を好きな事は好きでしたが、仕事などその他環境を総合すると、もっといいなと思う町が別にありました。
高校生の頃は好きだったけど、28歳の頃には興味を失っている町もありました。高校生の頃はうへえと敬遠していた町を、好きになっていました。
同様に、今好きな町を50歳でも好きでいる自信がありません。
また、今の自分の想像の範囲内で居て欲しくもないな、と思っています。
その時の自分の判断で、一番好きで、総合的に住みたいと思える町に住みたいと思います。
そんなことを考えて、判断を下しました。
では、更新せずに選んだ今の住処を、どのような気持ちで選んだのか。
次の更新で、お話したいと思います。
<参考図書・記事>
- 最貧困女子
- 女性たちの貧困 “新たな連鎖”の衝撃
- 2020年の産業: 事業環境の変化と成長機会を読み解く
- 地図の情報を見るだけで胸が高まる 「ゼネコン・不動産開発バブル」週刊ダイヤモンド2014年12月6日
- 完成されたその世界を構築するにあたる基本理念を確認「谷崎潤一郎随筆集」岩波文庫
- 小さいおうちに引っ越して出来た理想の過ごし方。
- 「日本の不動産投資市場2015」(野村総合研究所 調査レポート)
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