元気のないときにはカフェのご飯から元気をもらうという発想も。自由が丘 カフェ「イカニカ」
大好きな川口葉子さんのおすすめするカフェに実際行ってみるシリーズでございます。
東京カフェを旅するという本を、川口さんの本のなかでも繰り返し眺めることが多くてですね、折に触れぺらぺらとめくったり、地図が載っている巻末ページをぼーっと見てたりしてました。
今回その経験がぱらりと活きました。
今回わたくしは自由が丘はFIQという、おそらく2000年前後くらいに自由が丘の奥のほうまでお散歩に行ったときにこれは!!と思った北欧の布地、カーテンのお店がありまして、15年経ってようやく!ようやくカーテンを探しに行きました。引っ越して半年経ってようやくという遅さだけどいいんです。
で、自由が丘から歩いていくのもいいのですが、調べたらバスがありまして。
東98という東急バスのなんと東京駅から大井町線の等々力あたりまでいく、東急のなかではかなり長距離路線。このバスがいろんな路線の色んな駅を通過していくわけです。
- 東京駅
- 日比谷駅
- 内幸町駅
- 虎の門駅
- 赤羽橋駅
- 白金高輪駅
- 白金台駅
- 目黒駅
- 都立大学駅
- 等々力駅
ですので、乗継して自由が丘に行って徒歩、もいいですがこのあたりの駅からお店から1分のところに直アクセス、も雨の日とかにおすすめですよ。
「産能大前」バス停で降りて、最初の角を大通りから曲がると、見逃しそうだけど、お店を発見。
お店に入ると、墨のにおいが。
3名の方がお習字をしております。
15年、お習字を習っていたので、冬の暖房で墨のにおいが広がる空間っていうのが懐かしくて、それだけで心ほぐれました。
古いおうちを改装したので、ぬくもりのある店内。キッチンの方もせいろだったり木製のカトラリーだったりが雑然とおいてあるようなんだけどそれも素敵。
その日家であれこれ作業していてバスに揺られているといい具合にお腹が空いて来ましたので、スイーツには行かずにご飯、「迷った時は、まずはこちらを。」と書かれているイカニカご飯を。
本棚の前の席に座ったんだけど、本のチョイスが絶妙だったなあ。雑貨や食器、インテリアの本だけではなく小説も多かったのですが、その作家のいちばん有名な作品ではないちょっと外した感じの作品で、それが私の好みにあっていたので、あれこれ目移りしてしまいました。
結局、自分が持ってきた本を読んでいたのですが、本棚を見るだけでも楽しかったし、こちらの本を読みながらお茶をするのもよしですね。
イカニカご飯が来ました。
今日のご飯もの・お味噌汁・お惣菜・すり流しのセットでございます。
すり流しって?と思っていたのですが、じゃがいものポタージュのようなものでした。和え物とかを小鉢から頂いて、戻して、おかずを手に取って、というゆっくりとした時間を持つことで年末疲れた体に優しく和食が染み込んでいく気がします。この手作りでひとつひとつ違う食器の手触り、アラジンストーブで温められた、静かな空気。古いけど清潔に保たれたおうち。
元気がなくなって、家のことをやる力がない、というときは、こういったカフェから五感を使い、体の中から元気をもらうのも一つの手だな、と思いました。
そして今回イカニカさんの日記で分かった。
私が好むカフェに冬場おいてあるこのストーブをアラジンストーブということを。
チェカやらテネメントやら、静かで優しい空気感のお店にもあったわ。アラジンストーブがもたらす空気、好きだなあ。
2016年も、行く先々で、素敵なカフェで素敵な時間を過ごせますように。
<川口葉子さんのおすすめするカフェに実際行ってみる>
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- 阿部圭介さんのバールが広尾に! PIETRE PREZIOSE(ピエトレ・プレツィオーゼ)
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- 充電場所に出会う 恵比寿 スコーン 歩粉(ほこ)(閉店)
素敵なカフェに行きたかったら、これ。
昼総合点★★★★☆ 4.5