しなやかに会社社会を泳いでいくための、フォームの参考に「ズルさ」のすすめ いまを生き抜く極意 佐藤優 青春出版社
楽しい本だったけど、これ、ズルいのか?至極まっとうな本ではないのかな?
と思ってしまったということは、私が「ズルい」人間なのからでしょうか?
一番よくないのは、出世競争に敗れたからと自暴自棄になって会社を辞めること。特にあなたが正社員なら、今の労働環境ではそれだけでとても有利です。いい意味の「ズルさ」が必要になってきます。
まさにその通りだと思って、大学、会社員と続けているなぁと思います。
取捨選択をしていくことが「ズルさ」でもあるのかな。
章立てから見てみると
捨てるもの
1章 人と比べない―勝ちたいという意識をうまく捨てていかに負け、複線思考に
3章 頭で考えない―理論一辺倒を捨てる
4章 時間に追われない―新しいものにはムダが多いので極力削る、異業種交流会とかに費やさない
5章 酒に飲まれない―自分を知り、過度な飲酒をやめる
6章 失言しない―偏見、差別意識を無くし失言しないようにする
7章 約束を破らない―できない約束をしない
8章 恩を仇で返さない―復讐しない。「復讐は神に任せる」
9章 嫌われることを恐れない―嫌われたくない自分を突き放す
10章 人を見た目で判断しない―すぐに理解しよう、という思考を捨てる
11章 上下関係を軽んじない―組織の上下関係は最終的に逆らわない
取り入れるもの
2章 問題から目をそむけない―見たくないものを捨てずに最悪のシナリオを考える
3章 頭で考えない―理論+直観力を利用する
4章 時間に追われない―必要な時間は天引きして確保し、何もしない「賢者の時間」を大切にして休みを取る。
6章 失言しない―「偏りのないこと」「やわらかい思考」という教養を身につける
8章 恩を仇で返さない―受けてきた恩を実感し直す
9章 嫌われることを恐れない―そのための経済的な強さを得る
11章 上下関係を軽んじない―趣味の肩書を持つ、複数の価値観を持つ
こんな感じでした。取り入れるためには、捨てるものを捨てていかないとキャパオーバーですもんね。
複線思考をもち、しなやかに会社社会を泳いでいくための、フォームの参考になりますよ。
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