人事部は見ている。 楠木新 日本経済新聞社
人事部の主な仕事として、大きく8つの業務が
あげられていますが、
給与管理、勤務管理、労働条件、社内研修といった部分については
ほぼ触れられておらず、
人事部の中でも人事評価と人事異動についての本、
といった立ち位置です。
以前「税務署は見ている。」(人として、誠実に、良心を持って仕事をする。 「税務署は見ている。」飯田真弓 日本経済新聞出版社)
を読み、給与管理だとか年末調整の話が知りたいな、という思いで
手に取ったので、そういった意味では求める内容は
書かれていませんでした。
しかしながら、人事評価、異動に関する、人事担当者から見た
話というのは、会社に勤める者として、知っていて損はない
内容でした。
整理解雇の4要件
1.人員整理の必要性
2.解雇回避努力義務の履行
3.対象者選定の合理性
4.手続きの妥当性
こういった観点に沿って、社内解雇の手続きは進められていくのね、
というところは、覚えておきたいと思います。
激動の世の中に、人事部は、人事制度は、今後どうなっていくのか。
20年後くらいに読み返してみたいなとも思いました。