星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則 中沢康彦
日本の、今の会社の実例が読めるというところがこの本のポイントだと思います。
以前姉妹編の書籍星野リゾートの事件簿 なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか?
という本を読んだ時には読み切れなかったのですが、
いざ単独で読んだら最後までさらっと読み切ることができました。
星野リゾートの事件簿の方は、本当に起きた問題からそれをどうやって解決していくのかという
「物語」調だったので、本当にただただ楽しく読めた本ですが、
こちらの本は、そういった「物語」を生むために、経営本を「そのまま」実践したという本です。
「書店に1冊しかないような古典的な本ほど役に立つ」
とはまさにその通りだと思っていて、そんな中でも何を読もうかな、
と思った際に、この本があるとケーススタディーと共に読めるというのは
効果が大きいと思います。
なにせ、こういった経営の本のケーススタディーはアメリカンなもので、さらに
古典的な本になると、ケーススタディーで取り上げられている業種、会社への
イメージが湧きにくいことが多いのです。
ということで冒頭に上げました
「日本の、今の会社の実例が読める」ことは大きな価値があると思います。
この本を読んでみたくなった本をピックアップしておきます。
ターゲット層にどのように焦点を絞り、アプローチを続けていくかの参考に。
併せてブランディング22の法則も読もうかな。
以前も読んでみたいと思ったことがあったのに未読なため、
今回のチャンスできちんと読めればと。
古典は口語訳で理解度が変わってしまうと思うので、
勧められたこの方の訳本を探してみたいと思います。
世界観を掴みたい一冊。