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みんなが「少年の名はジルべール」夢中な今ジルベールより源頼朝を先に。マンガ日本の古典「吾妻鏡」竹宮恵子 中央公論社

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少年の名はジルベール(少女漫画で革命を。それが世界に与えた影響はいかばかりか。「少年の名はジルベール」竹宮恵子 小学館)をヨーロッパ旅行というめっちゃいいところで置いておいてこちらを読了させましたよ。

ひっさしぶりに触れる鎌倉時代!
日本の歴史全般の本で出てくることはあれど、最悪直近読んだのは大河ドラマが義経になった時の宮尾版平家物語だったのではないでしょうかね。
義経の大河が2005年だから、読んだの2004年か。そりゃ離れて久しいわ。

頼朝があっけない最後だったのを思い出し。
しっかしあんなに疑り深くて義経もあんな目に合わせてしまい、他にも罪もない配下の者を結構殺しちゃってる頼朝が、なんで息子はまともに育てられなかったのかという疑問は残ります。

本当、頼家がひどいんだ・・・。ボンクラ二代目の極み。
でもそういったものなんでしょうかね。徳川秀忠くらいなのかなぁ、ちゃんとした二代目イメージがあるのって。

実朝の死から北条の世になる承久の乱以降がマンガでは30ページくらいで語られてて、あれ、このスピード感で北条編終了か?
と思ったのですが、これはマンガの都合なのか、本当に吾妻鏡がそうだったのか。

しかし最後の見開きで書かれている巻物には「吾妻鏡 巻五十二」
いやいやいやこれは原文今は読めないな。漫画って素晴らしい。

あとがきを見て竹宮先生のご苦労が通じてきます。
でもこうやって、今の人間が鎌倉時代を知る手掛かりになる本をつくってくださって嬉しいです。

義経にせよ、大姫にせよ悲劇に巻き込まれた人に心奪われるんでしょうね、日本の多くの方って。
でもやっぱり私は頼朝が好きだし、北条政子すごいわーと思うし、北条義時の底力に惹かれてしまいましたね。

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