わたしのまわりの、自分で自分をくるしめる人「認知行動療法のすべてがわかる本」清水栄司監修 講談社
認知行動療法、という概念を知っていることが、生活を助ける道しるべになる、というようなことを言われたことがあります。
自分の考え方の癖、認知と、そこから発生する行動のくせ。
これを理解して、行動を変えていくことで、それからの結果が変わってくる。
私も結構完ぺき主義や0か100の考え方が強いので、いろんな知見に当たっては、行動へとチャレンジを試しているところです。それは幸福論(今すぐ「しあわせ」になる簡単な方法。 「幸福論」アラン 岩波書店)だったり、選択理論(グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために)だったり、あれこれ読んでは自分がいいなぁと思ったメソッドを、軽い気持ちでやってみるという感じです。
昨日紹介したGLAYのTAKUROさんの本もまたしかり。(私を救ったGLAY TAKUROさんの思想 「胸懐」TAKURO 幻冬舎)
冷静にわかる、自意識と他人から見た視線
自分の身の回りにいる、知り合いの人の話を二つ。
一人は病院に通いながら、世の、会社のいろんなことに文句を思いながら、それを直接の相手に伝えることはできず、周りの人にひたすら愚痴を吐きつけながら、でもそれでは思いは伝わらないし、文句を思う相手の行動は何も変わらず、自分の体を蝕んでいる。
でもきっと、文句を相手に言うことができて相手が変わったり、今いる環境から別の環境に行っても、同じく今あるものに対しての不平、不満ばかりが目に入って文句で出てくるのだろう、という人。
もう一人はそのバックグラウンドは知らず、ここ二年くらいしか見ていませんが、おそらく幼いころからの思い出なのか、何か出来事があった際の認知が自責的なところがあったのでしょう。その負のスパイラルがどんどんと回っていき、自意識過剰と自己肯定感の低さから出てくる辛い気持ちが体を攻撃していったようで、臓器を痛めて長期入院してしまった人。
そういう印象的な人がいると、認知で自分を苦しめる人と、そうではない人との差異、というものについて冷静に判断することができ、努力がしやすくなるように感じます。
冷静に、客観的な視線を取り出して、自分を見るように
個性の強い私が人の中でなんとかやりきっていくためには、組織の中でもっとはみ出て、うまくいってない人の様子を見ることが重要だったりします。
こういう人がいる限りは、結構私冷静にうまくその場を乗り切れちゃう。
ということで今は参考までにさらっと読みましたが、簡単に、かつ流れやよくなるための手段が書かれていて、困った人が手に取りやすい本になっていると思います。
自分が困った状況になった時に、これを思い出せるように、引き出しを今のうちに増やしておきたいところ。
自分が幸福になるために参考になる本は、これからもどんどんチェックしていきます。
認知行動療法のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
10月1日読了
ヒロセマリでした。