洋食屋大越が50年そこにある理由。
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昔ながらの洋食が食べたくなり、こちらに訪れてみました。
麻布十番駅から飯倉の坂を上がり始めたあたりにあるお店。
おかずプラスパスタ、おかずプラスご飯を中心としたメニュー構成。
50品程度あるのではないでしょうか。
始めてくる洋食屋ということもあり、ハンバーグライスを注文。
注文するとほんの数分で到着。
ごはんに味噌汁、ハンバーグの皿にはさらっとしたデミグラスソースに
キャベツや玉ねぎのコールスローが添えられています。
眼前に麻布十番、右と左に東京タワー、六本木
というこのロケーションに、買い物袋を掲げたサラリーマンや、
スエット地の服に身を包むカップルというギャップ感に
包まれながら、食を進めます。
ハンバーグを半分と少し食べ進んだ段階で、
おかみさんから「ソース足しましょうか」
とい笑顔で声をかけていただき、
お言葉に甘えて追加してもらいました。
そんな暖かい目配り、言葉をかけられ、
例えば元気が無くなるような出来事が起こり、ご飯を作る気力もなく、
買って家で食べるのも辛いというとき、
私はここに来るんじゃないかな、と感じました。
麻布のおしゃれなイタリアンは、おめかしして、それ相応に
準備と、気力が必要なもの。
東京のこんな場所だから、このお店が必要とされてきたんだ
と納得のひとときでした。
このお店を知っている、ということが、いざという時に心の支えになるかもしれません。
洋食屋 大越 (洋食 / 麻布十番駅、赤羽橋駅、六本木駅)
夜総合点★★★★☆ 4.3