食におめでたい、幸せ人間でありたい 広尾 粋な寿司処阿部
私にとって、価格と味のバランスが取れた寿司屋というのは
目黒の活寿司になります。
冒頭、ちゃんこ汁を頼み、あぶりえんがわを頂いてから、
その日気になるネタを軽くつまんでさっと出る。
1000円から1300円程度で幸せ、というのが
私の望む寿司の姿であります。
8千円とか1万円とか、そういった寿司店は私にとっては
よっぽどな記念日や、お祝い事でないと行けません。
目黒に行かない時はスーパーでの寿司が、手作りで美味しいので
家でそれを食べるのが楽しみであったのですが、
値下げと共に、明らかに出来合いの寿司に変わってしまい、
味もその分下がってしまい、困っておりました。
今日は、目黒に行くのも面倒だし、ちょっとめでたいこともあったし、
で阿部さんの出前を頼みました。
HPを見て、2200円のにぎりに。
30~40分程度で届くと言われ、30分弱で到着。
すし桶の中に、鉄火巻き3、ごぼう巻き3、
それにマグロ、タイ、うに、いくら、甘海老、
中トロ、いか、あじという私の好物中心に8カンが。
別添えで醤油と醤油皿が。
持ち帰り寿司チェーン店とはネタのサイズと、
切り方が違うのか、口にしたときの舌触りが違うんですよね。
うに、いくらに中トロが入ると、持ち帰り寿司でも千円くらいは
かかる、また、目黒の活は行列店ゆえ、目黒までへの移動時間、
20分程度の待ち時間、というものを考えると、
家で好きなテレビを見ながら、このネタをいただけるのであれば
活+900円というのは許容できるコストであり、
当たり前に何の感動もなしに千円近くを持ち帰り寿司で
使うのであれば、
ああ、美味しいお寿司をちょっと奮発して食べちゃったぞ!
という気持ちで食べた方が、幸せな時間が過ごせるなという
実感がわきました。
お寿司の頻度を減らして、どうせ食べるならまた出前しようかな、
という気持ちになった夕食でありました。
パンも同様に、100円で食パン買うのではなく、300円するけど
メゾンカイザーでパンドミを買って、お休みの日に
トーストを食して、
休みの日の幸せ度がぐんとあがった経験があります。
ちょっとエンゲル係数が上がっても、
食におめでたい、幸せ人間でありたいと思う今日この頃です。
阿部 広尾本店 (寿司 / 広尾駅、恵比寿駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2