新訂 孫子 金谷治 訳注
この世界で生き残るためには、という発想がふと浮かび、
戦術、戦略の基本を読みたいなと岩波文庫を。
漢文のルールをさっぱり忘れているのですが、ざっと流し、
後半は読み下し文と比較しながら見、その後日本語訳をチェック
という流れで割とじっくり読んでいきました。
「そんなに簡単に戦いに挑まない」
「その土地などの環境や敵の状況を徹底的にリサーチする」
「準備をして相手の準備不足のところを突く」
といったような内容が繰り返し説かれています。
今の職場を戦場とあてはめた際、自分が自分の軍の将だとした場合、
どのように振る舞うべきなのか。
基本となる考えをようやく読んだという気持ちです。
三国志を学生時代に読みましたが、それを読む前に
こちらを抑えるべきであったかとも思います。
こういった今までこぼれていた基本を、
ひとつひとつじっくり読んでいきたいと思います。