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原題の方がよかったのでは 「「頭のいい人」はシンプルに生きる」 ウエイン・W・ダイアー 三笠書房

原題が「Pulling Your Own Strings」。

自分の人生を自分でコントロールしよう、という趣旨の本ですので
「シンプルな生活」の本を探していた、という目的としてはハズレ、
の本でした。

しかし、自分の人生を自分でコントロールする、この本の言い方を使うと
「他人の犠牲者にならない」方法というのは、
元々犠牲者として振る舞うことしか出来なかった人間からすると、
非常に参考になる、新しいマインドセットへの気づきが多い本でした。

冒頭の犠牲者になる9つの言い訳のうち、3つが自分の口癖、
考え方に沿った言葉であり、それがいかにして犠牲者であるか
の説明を読んで、目からうろこでした。

読んで早速、お店の人への依頼の言葉遣いを変えてみたり、

ひと口食べるごとに、まだ腹が減っているのかどうかを
胃に聞いてごらんなさい。
減っていないようなら、とりあえずその場で食べるのをやめ、
また胃が欲しがるまで、次のひと口にとりかかっては
いけない。

という言葉を念頭に置くだけで、結構な食事の量が変わってきたりと
いい変化が表れ始めています。

最後にあった「現実」との賢いつき合い方にあるように、
自分の態度は自分で決め、過去のことに固執するのではなく
「解決」にエネルギーを注げるようになりたいと思います。