位置すら知らない1からのフィンランド・デンマーク旅行その7「かもめ食堂」群ようこ 幻冬舎
昔無印良女はちょっと読んだものの読み切れなかった。
というか、私はかもめ食堂に影響されてフィンランドに行きたいわけではないのです。
好きなアイテム、ブランドさんをひもとくと、きゅんとするものはフィンランドで製造されている!!
という事に気づいて、生でその国に行ってみようと決めており、そんな中でみんなかもめ食堂見るよねー
一応見とかなきゃーねーくらいの気持ちで読みました。
映画を見てからの原作読書で良かった。原作では、日本でのあれこれがあるのだけど、映画版では日本のシーン、エピソードをばさっと切り捨ててるんですね。
その潔さが、好き。で、この裏話を読んで、また映画を見たら、次はもっと楽しめる。
いい順番で手を付けたな、私。
給湯設備の横の壁には、若かりしころの岩下志麻が着物姿で微笑んでいて・・・・・・。
P60
このリアリティが群さん作品なのかしら。
次、何か私が読めそうな本を手に取ってみようかな。
自然に囲まれている人が、みな幸せになるとは限らないんじゃないかな。どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんです。
しゃんとした人は、どんなところでもしゃんとしていて、だめな人はどこに行ってもだめなんですよ。きっとそうなんだと思う
P162
サチエさん、いい言いきりだ。
旅行に行ったからって、何か救いになるものがあるかもしれないけど、ないかもしれない。都心だって、自然を感じる事は十分出来ると思うし。環境の変化で何かを得られることもあるけど、それはやっぱりその人次第、その人の感受性と心の在り方に寄りますよね。
映画版ではサチエさんはこうも言っていた。
やりたくないことはしないんです。
そんなの出来ない、と思う気持ち、言いたい気持ちもわかるけど、
やりたいことを探して、それで日常を膨らまして、ふくよかに生きて行きたいと思いました。
日本も、東京も大好きだけどフィンランド行くぞ!!
読み終わって巻末読んで読みたくなった本。
爆笑問題の戦争論
8/29読了