審査員した「本屋物語大賞」結果発表!ダ・ヴィンチ2015年2月号
特集<女の一生>
タイトルでそうなのかな、と思ったらやはり
「娚の一生」の映画上映と絡めた特集でありました。
西炯子さんのコメントもあったりして興味深く読みました。
西炯子さんといえば、「今月読んで楽しかった本」アンケートで
コミック部門で「姉の結婚8」
に投票したのですが、3位に入っておりました。
なんだか嬉しい。
「本の物語大賞 受賞作発表」
こちら、100名の読者審査員に選出頂きまして、去年候補作3作
読ませていただいておりました。
そして投票させていただきました三萩せんやさんの
『裏道通り三番地、幻想まほろば屋書店』
が見事受賞されておりました。
受賞のページでびっくりしたのは三萩さんが女性だった
ということでした。
どうも3文字でや終わりの名前は男性だと思い込んでしまいますね。
こんな風に選評書かせていただきました。
まほろ人間と、人間との接触。その時、作品を読んでいた
パソコン画面から、浮き出る2人の姿が見えた。本を介しての触れ合いだ。本当に、本を介しての
触れ合いなのだ。
この意味が分かると、胸がきゅんと締め付けられるはず。作品の半分近く、この2人のシーンからにわかに
心をぐんとつかまれて、ページをめくる速度が
上がっていきました。「読めた。これってこういう展開なんでしょ」と、
3回思ったのですが、その3回とも
自分の予想とは違う着地の仕方をしたので、
それが心地よかったです。読後感も非常に、ほっこりと温かい気持ちがしたし、
この本が実際に製本されたら、
どんな美しい装幀になるのかな、と期待してしまいます。そうなる際には、作品タイトルを変えたほうが、
多くの人に手に取ってもらえるかな、と思います。このタイトルだとどうしても「まほろ駅前~」シリーズが
頭に浮かんでしまってもったいない気がしました。
いやー、いい経験でした。
小説なんて書いたこともない人間が、まさに命がけで書き上げた作品を
出版される前に読み、評価を下すという視点に自己を置く、
という立場での読書体験ができるとは。
ダ・ヴィンチさんに感謝です。
特集「本と住まう」
本棚ね。私もこれ、去年自己を明確に表すものとして、本棚に
好きな本を意識的において行きたいと、去年の2月に8000円分の
ギフトカード使って買いました。
本を収納する入れ物の方にも、もう一段階、二段階工夫ができるよなと
いろいろ眺めて刺激されました。
鼎談であったみたいに、理想の部屋の間取りとか、本棚とか考えたら
楽しそう。
ひとまず、2月に買った本のご紹介を記事にしたいところです。