境界を意識し、自分を持つことを再認識 「共依存症 いつも他人に振りまわされる人たち 」メロディ ビーティ 講談社
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効率が10倍アップする新・知的生産術
(アウトプットを生み出す参考書探しに
効率が10倍アップする新・知的生産術 勝間和代)
を読んだ際にリストアップしていたもの。
ご自身がアルコール中毒から脱してその体験を活かして
本を書いたという内容ですので、医学的見地に基づいた
記述は少なく、ある意味読みやすくはありますが、
自分に当てはめて読めない、という人もいるかもしれません。
あるある、と感じるところが多数ありました。
家族内に共依存症のおせっかいがいることで、
すべてのものごとを抑圧され、また共依存症が
できあがっていくんだと実感。
人の希望を自分の希望として生きていると、
ひととひととの境界がなくなります。
そうして生きていくと、家庭外の人に接したときに
自分は相手のために自分を犠牲にするのに
相手はそうならないことに対して理解が追い付きません。
境界を意識し、自分を持たないといけない。
自分のやりたいことを放って人に合わせないこと。
そういう意識付けを再度できる本でした。
自分がしたいと思ったことをすること
(それをしないときに、怒りを覚える。)
マリアとマルタを例にとり、印象深い言葉でありました。
自分がしたいと思ったことを、がんばってしていきます。
酒を断ち、共依存症から回復して以後、私をもっとも興奮させたのは、目標設定の魅力である。
とあることに驚き。
目標設定をすることは、こういう側面からしても
有益なことなのですね。