あの頃レゴブロックに感じた違和感は、間違いじゃなかった「レゴはなぜ世界で愛され続けているのか」黒輪篤嗣 日本経済新聞出版社
もう、表紙から可愛いぜ。宇宙シリーズの古い感じのミニフィグ。
私がさいしょに買ったレゴも、宇宙シリーズでしたから!
1989年のスペースポリスの宇宙バギー。きゃわゆい。
ここからはじまり、レゴ好きなわたし。ってことはなに、ファン歴30年近いのかい。そうですか。
グッズなんかもあれこれ
でっかい収納ボックスと、ちっちゃいランチボックス、画像にすると違いがまったくわからない・・・
などなど。
この本は、レゴの歴史と、とくに2000年代の大苦境と、それをいかに乗り越えたのかを語るビジネス本。
選択と集中によるレゴブロックの誕生
レゴブロックを推し進めるにあたり、当時の製品の9割に当たる木製玩具をやめるという決断をするレゴ社。
「イノベーションとは、一〇〇〇の提案を却下することだ」
P37
というスティーブ・ジョブズの言葉があてはまるこの状況。
当時の社長は、厳格なルールを定め、レゴの色や種類に制限を与えていたとな。
初代のレゴブロックの色は、下のピエト・モンドリアンさんの色づかいを参考にしているというのは初めて知りました。確かに、にている!
あの頃レゴブロックに感じた違和感は、間違いじゃなかった
80年代終わりから夢中になったレゴも、90年代後半になってくると違和感を感じてまいります。
やたらカラフルになり、そしてその製品を作るように作られた汎用性のないパーツの乱発。
作りやすいとは思いますが、このあまりにも用途が限定されたパーツというのは、どうも想像力を妨げる。
と思ってどうも触手が動かなくなっていたのです。
やっぱりそうで、かつてそういった新しいパーツを作ろうとするときにチェックをしていた「デザインラボ」の統制が利かなくなったのですって。
エレメント(パーツ)の量のグラフを見ると、15年くらいかけて2000パーツ増えている、くらいから94~96年の2年で約2000増え、そこから7年で8200増えた。
更に色についてもオリジナルの6色から50色以上に。
2003年4年の会社の改革により、増えたエレメント調べたら、新しいパーツの9割は1回しか使われていないという結果に。
そこから、だぶつきを徹底的に減らすようになっていたそうな。
会社のぐらつきと、そのめちゃくちゃな感じは、子供に伝わってたんですね。
レゴランドはどうなる?
今日本で話題なのは(よくもわるくも)レゴランド。
私はこの本でも紹介されていたカリフォルニアのレゴランド行ったことありますし、ここ本家ビルンのレゴランドにも行ってみたいんすよー。
そうなるともちろん日本のレゴランドにも行きたい。
メモ:レゴランドオフィシャルパートナーホテルの1DAYパスポートつきプラン一覧
レゴはこのレゴランド事業を売却済みで(株式を30%所持しているとのこと)すが、この日本のびみょーな状況をどう感じているのかしら?
この先振り返って、どう語られることになるのか、楽しみにしております。
というわけで、この本の冒頭
デンマークを訪れるなら、一月より六月がだんぜんお薦めだ。
P4
という作者のメッセージをメモするヒロセでありました。やっぱり行くなら夏だよねー。
調べたらヘルシンキ空港から直でビルン行けるということもわかり、ヘルシンキ→コペンハーゲン→ビルン→コペンハーゲンかなーと旅行計画を考えております。電車とバスでも行けるみたいだけどね。
あー、レゴ組み立てたくなってきた。
レゴはなぜ世界で愛され続けているのか 最高のブランドを支えるイノベーション7つの真理
8月5日読了
ヒロセマリでした。
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