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2020年12月閉館 目黒「ホテルクラスカ(Hotel CLASKA)」に泊まってきたよ

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このニュースを知り一週間も経たずに泊ってきましたー。これから宿泊される方へのご参考記事です。

クラスカを知った時

大学時代、2004~2006年ごろ。バイト先の交通費が一律支給だったため、歩いていくとその分交通費が安くなるんで都内の様々な道を歩いてました。

目黒通りも回数をわけて、途中下車して間の交通費を浮かしながら清正公前から学芸大学駅へ至るところまでは踏破してました。

思えばそこで家具店・雑貨店を見て回ったことが血肉となっており、この頃から欲しかったのがおなじみ谷さんの照明だったりします。

この時の「高いなぁ」と思った値段感や、「高くてもいいなぁ」とか「これは人気だけど私の趣味ではないなぁ」といった感覚を得ることができたことはその後の私を左右している気がします。

今、なかなかゆっくり目黒通りの店歩いて回ろうという気持ちにはならないので時間があってお金がない時にやっておいて良かったと今振り返って思います。

そしてそんな中見つけたのがこの建物だったのです。

ロビーエリアを歩き、並べてあるアイテムを眺めて一回泊まってみたいなぁとおぼろげに思います。

ただその後都内に住み、さらに都内のホテルに泊まる必要性が低くなったまま時は流れます。

ストーリーの部屋を知った時

2018年。美容院でか、駅でもらえるサルースなどの無料冊子だったか。ホテルの一室の写真に目が奪われました。

この部屋が、かつてロビーに訪れたことがあるホテルだったかと知り、久しぶりにここ泊まってみたい欲が。

さらに、この写真から着想が。

2019年の家の契約更新を前に、引っ越しを考えます。

他にも目的があるなか、今よりも作り付けの収納を小さくして、収納機能付きのベッドにしてみては?という思いにもなり、このようなベッドを数多く検索してました。

結局、他の環境要素があり2019年はそのまま更新。2021年も更新する方がベター、という状況ですがその後1年の暮らし向き次第で満了前に引っ越すかもしれないのでまだ頭の中にはこのプランが座しています。

閉館を知って

2020年8月。駅で手に入れた無料情報誌を手に取り、気になり続けていたホテルが12月20日で閉館、という情報を知って早速ホテル公式HPへ。部屋で検索して金額を見て行くと、8~12月の間で、8月が一番安い。

もう、すぐ泊まろうと決意。

念のため公式HP以外にも旅行サイトを検索すると、発見。

一休とYahoo!トラベルが直近アクティブな予約サイトっぽいと判断。他のサイトは施設情報があるけどどの日も満室。この2サイトは公式サイトの空き情報と連動してた。

ちなみにYahoo!トラベルはカタカナ検索では出てこないので注意。英語表記で検索ください。

一休か、Yahoo!か、公式サイトか。

ここからポイントマニア的な考察がはじまりました。一記事できそうな勢いなので内容は割愛し、結果こちらのプランにいたしました。

一休利用です。Tポイントが使えるのに加えてリーベイツを経由したことで1.5%分、楽天ポイント201ポイント獲得できたというのが大きいです。

新規アカウント作成で3,000円以上利用すると初回購入ボーナス500ポイントも入るので、この宿泊のためだけでも登録して経由するのがおすすめ。

【直前割】お日にち限定・ショートステイ 18:00 チェックイン 10:00 チェックアウト

701と702が反転の同デザインなので2部屋検索してみてね。

金曜から日曜、どちらにしても短時間滞在になる曜日だったのと、朝ごはんは食べられない体調の可能性もあったのでごはん無しショートプランを選択。

さて、予約して翌日すぐにお待ちかねの宿泊です。

チェックイン!

部屋

シャワーブース

入り口入ってすぐ左に水回りへの扉。引き戸が障子を模したデザインで後ろからぼんやりと灯りが灯りきれい。

中の床が石敷きになっているので、プールのシャワー浴びているような感覚になるけど水はけがよくて想定より良かった。

アメニティはMARKS&WEBのシャンプーコンディショナーボディーソープの大きなボトルが。良き。

バスタオルの置き場に困り、バスマットの上に置きました。これは結構ホテルの口コミでも見かけたご意見。

室内

クッションが置かれた作り付けの机には車輪が。これなんだ?と思うとスタッフさんが説明してくださいまして、なんとこの車輪で机が前後に動くんです。

これは素敵。二人掛けにするようにも出来るし、私はもう一つの椅子をオットマンのようにソファー左前部分に持ってきて机を手前に寄せて使っていました。

そして念願のベッド!

階段部分は木材をひたすら積み重ねてつくられています。下のツイッター画像見たらよくわかります。

3段、結構な高さで階段を使わないと降りられません。ただ、頭先の階段を使うのがおっくうになってきて二段目に左足を置いて地面に着地するスタイルに落ち着きました。

■Story / 701号室 ”In Praise of Shadows +”■
見過ごされてしまうこともありますが、客室の中で「照明」はとても重要です。

この 2 部屋の客室デザインは、谷崎潤一郎の随筆「陰翳礼讃」で紹介されている、まだ電灯がなかった時代の日本の伝統的な家屋における、陰翳の活用方法に深く影響を受けています。

3 種類の照明を自在に調整し、昼と夜、それぞれの時間帯の中で好きな光を見つけていただければ幸いです。

Design: POSTALCO デザイナー マイク・エーブルソン

お部屋の紹介 Story / 701号室

陰翳礼讃をモチーフにしたこのお部屋、頭の先にあるのがライトスイッチで5つついてます。ベッド下と部屋入り口側の2つのオンオフスイッチの他に3つの調光器付き照明。

直接灯りが来ないようにちょっと段差の上からの照明に、天井近くの丸い照明、さらに柱部分からこぼれる照明という3か所をそれぞれ光量の調整がつけられます。

ダイヤルを回してからワンテンポ遅れて照明の具合が変わるのでちょっとまわしてちょっと待つ、が肝要でした。

部屋にはクラスカのお茶が緑茶2、ジャスミン1、紅茶1パック、これまた素敵な茶筒に入っておりました。デロンギのケトルで沸かし、備え付けのカップでいただきます。ソーサーがかなり大き目で、ちょっとした食べ物も置ける感じ。

多分これ。

備品として書いてあったナノスチーマーと化粧水・乳液・化粧落とし・洗顔セットをフロントにお電話してお借りします。

ナノスチーマーはパナソニック、洗顔セットはDHCの使い切りタイプでした。

CDやDVDレンタルも数十タイトルありましたので机の上の書類をチェックしてみてね。

HPに書いてあるこの裏メニューは見つからなかったけど。おみやの使い方気になってたよ・・・。

■「CLASKA裏メニュー」■
客室内に設置されているCLASKAオリジナルのサービスメニュー。
通称「裏メニュー」。
自転車やiPodといったレンタル品から、花びらに囲まれながら入浴出来るフラワーバス(有料)、さらにはCLASKAお勧めの「おみや」のお使い等々、より一層充実したご滞在をご提案する様々なメニューを「A to Z」でご用意しております。

お部屋の紹介 Story / 701号室

あとはデザイナーインタビューも。昔WEBサイトにのっけていたものだということで、デザイン気になって泊まった人間には価値高いもの。

英語訳が1ページ目しかないので全ページ撮影し、後で読みます。今2ページ分くらい目通したけど、やはりいい!

物を置き忘れないというコンセプトがあるとわかると空間を持たせたつくりに合点がいきますね。

レストランCLASKA Restaurant “kiokuh”(キオク)

お部屋に荷物置いてからレストランへ。

8月は20時ラストオーダーだったので、平日仕事終わりはここがややネック。

営業時間が短い分混んでおりましたので、不安な人は事前予約が吉。

タグ付けしたSNSを見せてワンドリンク無料になりますので忘れずに。詳細下のボタンから。私はスパークリングワインを頂きました。

肉厚のサーモンも、この夏のご褒美にと頼んだA5佐賀牛も美味しかったです。

お肉に合わせて頼んだワインが提供遅れたので一口飲んで後は部屋に持ってきていただくことに。ルームサービスのラストオーダーも20時なのですが、飲み物などはもう少し後でもスタッフが居れば対応できるときもあるとのことですのでご参考まで。

単品だとどうしてもお値段が張る結果となりましたので、一休レストランで8%~22%割引のコースを予約することをおすすめします。次があったらそうしたい。

朝ごはんなしプランにして、頼めたら個別で頼もうと思ってて朝の感じでそんなに食べられない・・・と思ったのでチェックアウトして隣の神乃珈琲で朝ごはん。サンドイッチ550円なり。

ちなみにホテルの朝食はこちらでした。これもルームサービス可能なり。

イングリッシュブレックファスト

クラスカブレックファスト(和食)

朝食つきのプランだと一休もヤフーもにわかにポイント最大20倍を打ち出してきてポイント還元するとそんなにかわらなくなるのでこちらをチェックすると良いかも。

【一休限定】 【ポイント最大20倍!】都心の喧騒から離れたホテルでお得にStay – 朝食付 【1日2室限定!】

【ポイント最大20倍!】都心の喧騒から離れたホテルでお得にStay – 朝食付 【1日2室限定!】(Yahoo!トラベル)

そして。

クローズまでGoToEat対象レストランとなりましたので、時間帯に応じて1,000ポイントか500ポイントの還元となります。

詳細はこちらの記事で紹介してます。

雑貨店 Gallery&Shop“DO”

10時チェックアウト、11時から雑貨店オープンなので、また別途お邪魔する予定です。→立ち寄ってあれこれ買いました。良いわ~。

Gallery&Shop“DO”

さまざまなこころみを世界に向けて発信するための自由な舞台としてのギャラリーと CLASKAが見立てたセレクトとオリジナルを一堂に集めたショップ。
CLASKAの“いま”がここにあります。

営業時間:11:00~19:00(無休)

宿のご紹介

CLASKAファンならこの宿泊プラン!

クラスカオリジナルバッグ付きのフルフルプランも用意されてます。記念なら断然これ。

【CLASKA満喫プラン】フルコースディナー・朝食 + オリジナルグッズ付き【記念日にも最適!】

他のお部屋

一休で泊まる場合は経由して宿泊でポイント獲得、プラス新規アカウント作成で3,000円以上利用すると初回購入ボーナス500ポイントも入るので、改めてリーベイツ使ってね!とポイントマニア的にご紹介しつつ、その他のお部屋も紹介します。

Modern 502号室 503号室

広々とした客室空間には大きなカウチソファを備えており、「ホテルの部屋で過ごす」愉しみを感じていただるつくりとなっております

―お部屋詳細

Modern / 403号室 Theater

CLASKAを代表するジャパニーズモダンルームの中でも、50平米という広さを誇る人気の客室「403」が、オーディオ&ビジュアル機器ブランド「ONKYO(オンキヨー)」の協力により、1室だけの特別なシアタールームとしてリニューアルしました。お気に入りの映画やこだわりの音楽に包まれてゆったりとお過ごしいただけます。

— お部屋情報

Contemporary / 601号室 彩色と無彩色

「interior & furniture CLASKA」のデザイナー岡嶌要によるもの。

彩色と無彩色。真逆からアプローチされ様子の違う二部屋です。

同じ広さ、家具、機能でシンメトリーにレイアウトされていますが、601号室は杉板メインの、602号室は塗装メインの仕上げを施しています。

— お部屋情報

こちら無彩色の方。


Contemporary / 602号室 彩色と無彩色

「interior & furniture CLASKA」のデザイナー岡嶌要によるもの。

彩色と無彩色。真逆からアプローチされ様子の違う二部屋です。

同じ広さ、家具、機能でシンメトリーにレイアウトされていますが、601号室は杉板メインの、602号室は塗装メインの仕上げを施しています。

— お部屋情報

こちら彩色ルーム。


Tatami / 604号室 605号室 606号室

お部屋の扉を開けた途端に飛び込んでくる斬新な「和空間」と畳の香り。全てオリジナルで作られたインテリアに囲まれたお部屋で、素敵な一夜をお過ごし下さい。

— お部屋情報

604がキングサイズベッド、605と606がツインで606の方が広い部屋。


Contemporary / 607号室 itanoma

茶色のチーク材の床と真っ白な漆喰の壁。障子越しのやわらかな光と間接照明の温かな灯り。

四角と丸。白と青のモザイクタイル。さまざまな要素が対で構成されたツートーンルーム。

昼と夜とで違った表情を見せ、スローなリズムを生み出します。

浴室に設置したフルスペックのエアインシャワーと共に、清々しくも安息感のある滞在を目指した客室です。

— お部屋情報

後々の後悔を生み出したくない

今回泊まっておいたのは、泊まらなかったら閉館後何かのきっかけでクラスカを見るたびに「ああ、ホテル泊まっておきたかったな」と思ってしまうだろうなと思ったから。

渋谷のヒカリエにお店があるから、2021年以降数か月に一回はそう思ってしまう。それを避けるためには泊まるのが一番。

実際泊まってみて、ベッドは階段がなくても降りられる高さにすることが決まりました。使える&飾り&収納になる程度の高さのものを探します。

あの高さで毎日寝るのは無理と1日で痛感。それがわかっただけでも収穫ありありです。

一回泊りゃ気が済んで、検討する分の頭や時間を他のことに使える。

気が済んだ人生にしていきたいので、よかったよかった。


照明調整しながら部屋にある谷崎の陰翳礼讃を読みながら眠りにつく。

ホテルだからこそできる、限られたアイテムの中でのんびり過ごす時間。ああこれ!これがしたかったんだなぁと思いつつ早く福岡泊まりに行きたいなーなんて思いました。

ちなみに今福岡で泊まりたいデザインホテルはこちら。

仕事帰りのショートプランなんで半日くらいですが、感性を涵養するひとときとなりました。

次は泊まらなくても使える、Terrace Wine Barかしら?

開放的なテラスにて炭火焼きや自然派ワインなどをカジュアルにお楽しみいただけます。

CLASKAより

というわけで、興味ある人は閉館前に泊まってくださいねー。