読書メモ 2019年3月
天職は寝て待て 山口周 光文社
転職をやみくもにすすめるではなく、天職、そのためにすべきこと、の本。
様々な引用や数値的根拠に基づき、ふむふむと思ったことは確か。
来るかなぁ、天職。
天職は寝て待て 新しい転職・就活・キャリア論 (光文社新書)
江戸東京地名事典 本間信治 新人物往来社
おもしろかったー!辞書みたいな分厚い本で、ただひたすらに五十音順で、昔の東京の地名とその由来が載っているんです。
これをあから順番にめくって行って、自分の気になるエリアの街の箇所を読む。
その繰り返し。全部を読むパワーはないけど、自分のひっかかりのある土地については好奇心の赴くまま情報を仕入れていく。
その土台を家でつくっておくことで、東京の街歩きにつながると思ってます。
本で知っておく。そして、歩いて体験、体感する。そうするとふとした時におもしろい話ができる。
ネットで調べた、ネットニュースが情報源で済ます人と差異が出るに違ってくるでしょうが、と思ってます。
闇夜の底で踊れ 増島拓哉 集英社
掲載された、小説すばる2018年12月号を読みました。
確かに全選考委員が絶賛!!つうのもわかります。小説すばる新人賞受賞作何冊か読んだけど、その中でもうわ、と感じるものがありました。
35歳にもなると模試とか卒業式とかもはや忘れてて比喩には使いませんよーっていう、作者が割とまっとうなサイドで過ごしてきた現役大学生、というところがらほら見えるのが粗、といったような具合で、受賞第一作がここまでになると、今後5年10年単位で見ていきたい人になるかしら、と思いました。
数作経って、社会に出る年齢になって、作風がどうなるか楽しみです。
こんな家に住んできた 稲泉連 文藝春秋
稲泉さんの新刊が出る!と新聞の書評欄で確認し、すぐチェック。
17人の方が、いかなる家に住んできたのか、と人生を家を起点にしてインタビューする本。
「17人の越境者たち」とあるだけあって、何かを乗り越えてきた人の人生の方に力点入ってますからね。住宅系の本だと思って勘違いする人もいるからこのサブタイトルなのかしらね。
わるもん 須賀ケイ 集英社
こちらは、すばる文学賞受賞の作品。こちらはああ、文学賞受賞という感じの異形さだったかな。
純子の造形について前半誤解できるような書き方をしているのが小説の面白さだなぁと。これ映像だとそうもいかないからな。
わたしの中にえぐるような痕跡は残っていないけど、数作経てかわるかどうか。しばし時間を置きたいなと思います。
プチうつは「そうじ」で治す! 貝谷久宣 実業之日本社
この頃部屋が散らかってきていたんでしょうね。思わず手に取りました。
マインドフルネスを結構早期に書かれている本だなぁと。この先生の名前をマインドフルネス本で見つけたら読もうっと。
その後、GWに部屋はいい具合になりました。