オーガニックコットン、タオルの風合いの違い、パイル倍率・・・タオル選びに必要な情報って何なの?-私は、池内オーガニック。その3
前回記事
先日参加した池内オーガニックによる『d SCHOOL「わかりやすいタオル」』勉強会で知ったこと。時間経ちすぎる前に記事にします。
今までの記事。
1.そもそもオーガニックコットンって?
- 3年間無農薬で育てられた綿
- 遺伝子組み換えではない綿
- フェアトレード
2.なぜ、綿に農薬が使われるの?
- 綿の収穫はその日のうちに収穫しないといけない
- 綿は機械で摘もうとすると、茎などの緑色の部分が取れてしまうので手摘み
- 南北戦争後、人手不足に
- 枯葉剤を使って綿だけを収穫できるようにした
「綿は食べない野菜」
という言葉が印象的でした。
3.タオルの違いはどこから来るの?
糸のサイズ、太さと長さ、設計で変わるそうです。
太さ
糸には単糸と双糸とがあり、
太さについては20番手をレギュラーとして、40番手というのは
20番手の半分の細さになるように、大きくなるとその分細くなります。
長さ
長さについての尺度である「パイル倍率」。初めて見た数値です。
例えばパイル倍率5.4→10cmのタオルのパイルをほぐすと54cmになる
ということ。
つまり、倍率が高いとパイル(タオルのループ)が長くなる、ということです。
4.池内オーガニックのオーガニックではない部分。
厳密にはミシン糸の部分だけまだオーガニックコットンではない。
ポリエステルとのこと。現状、綿だと、ロゴがぐちゃぐちゃになってくるとのことです。
これから、10年計画でオーガニックコットンにしていくそうです。
コットンヌーボー2015は5月からオーガニックの糸にしたいと鋭意努力中
とおっしゃってました。
【第3次予約分】【3月16日より順次出荷】コットンヌーボー2015 バスタオル/フェイスタオル/ウォッシュタオル ボックスセット【池内タオル/風で織るタオル/今治タオル】 |
5.なぜ、オーガニックコットンではない、と
正直に話すのか
元パナソニックで働いていた池内さんですが、噓をつかず、正直に生きるために
お辞めになったような話をされていました。
100%オーガニックです!と言った方がビジネス的には簡単で、
話が速いのですが、それではユーザーが裸の王様になってしまう。
現実的な情報開示をしたいという、池内さんの心意気が、
勉強会に出て聞くことができて一番良かったなというところです。
6.なぜ、今治タオルのタグをつけていないのか?
あの青と赤の色は,オーガニックでは出せない色でしょう!
なんておっしゃっていましたが、今治タオルよりもはるかに厳しい基準を持つ
スイスの「エコテックス」の基準をクリアしています。
エコテックスの基準をクリアしたタオルを、それと比較してあまりにも
簡単な今治タオル基準のタグをつけるのは、という思いもあるようです。
エコテックスと一緒に、添付される感じにはなってます。
7.次回記事予定
- タオルごとの特徴
- タオルの見分け方
- 使い始め
- 洗濯法
- 物干し法
- お手入れ
- 寿命
などはまた別途。
自分で聞いた内容をもとにしていますので、誤り等ありましたら
修正しますので、ご指摘お願いします。