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とんかつエンターテインメント!とんかつのT型フォード 目黒 とんかつ とんき

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海外の方が来たら、案内したいお店だと常々思っていたのですが、
誰を連れて行っても、驚かれる、楽しんでいただけるお店なのかな、
と今回の同行者の喜びっぷりから感じました。

コの字型のカウンターには50~60人くらいの席が。
後ろのベンチで待つ人も十数人。
店内に入るとすぐに注文を聞かれ、あとは後ろのベンチで待ちます。

この待っている間に、分業されたそれぞれの職人さんの仕事を拝見させて頂きます。
「やはりとんかつを切る方をトップとして、新人から一歩ずつ担当を変え、経験を積んでいくのかしら?」
とか、
「分業することで、職人さん1人なら1日に1本のピンを苦労して作るところを、
職人さん10人で1日5000本近くのピンを作れる」
というアダム・スミスの国富論を思い出したり、

「分業することで大量生産を可能にしたT型フォード」
といったエピソードをあれこれ浮かばせながら眺めていました。

とにかく衣をつける人、揚げる人、切る人、盛り付けて配膳する人、
注文を取る人、お茶やおしぼりを出す人、ごはんと味噌汁、漬物を出す人と
職人さんがそれぞれ自分の職務を淡々と全うしていきます。

あいた席から、人数の兼ね合いで案内されていきます。
あの注文量と人数をよくさばいていけると職人さんの技に感激します。

端の席でしたので、おかまでご飯を炊いているところなども目に入り感激。
裏では女性陣がトマトを切っていたり、とにかく大勢で分担してとんかつ定食を
作っているのが感じられます。

とんかつ定食、ひとつ残念だったのがおかまで炊いたご飯。
留学生のような職人さんの盛り付けが美しくなく、残念でした。
心遣いとか、気持ちを込めるという部分が文化的に伝えるのが難しいかもしれませんが、
客観的に美しく、バランスよく盛り付ける技術というのは是非先輩の職人さんから
伝えてほしいものです。
他のところが美しいだけに、目立ってしまうので、是非改善していただきたいです。

大きな壁時計、黒電話などなど昭和からずっと大切に使い続けてきたであろう物に囲まれた
空間と、職人さんの姿を見に、また他の人を誘ってお邪魔すると思います。

ちなみにyoutubeに動画アップロードしてるんですね。
先進的で驚きました。

とんき 目黒店とんかつ / 目黒駅不動前駅

夜総合点★★★★ 4.0