美観地区エリアにお泊りならぜひ!な夕食 倉敷 LE BON/ル ボン
倉敷美観地区でのゆうごはん探し。
メイン通りは余り一人では夕飯に入りづらそうな気がしたのと、泊まっているのが美観地区の奥の方だったので、メモしておいた「備中倉敷葡萄酒酒場」にいってみようと思い立つ。ネーミング気になるじゃない。
倉敷美観地区、物を売るお店は閉まっておりますが飲食店はちらほらと開いているではないですか。
美観地区から信号を渡り、倉敷市美術館の横の道も、古いおうちを改装したお店が結構あります。東京でいうと北里通りみたいね
なんて思いながら灯りの点る気になる看板のたつおしゃれな一軒家が。
道路の向こう側だったので帰りは向こう側を歩こう、と思いながら、水路に出て右折。
柵も何もなく、地元の人はよく落ちないなと思いながらお店へ。
本日予約のお客様のみとさせていただきます
そうですか・・・と気を取り直してもとの道へ。
気になっていた看板の目の前へ。「LE BON」と縦に掘られている看板。そして「open」の文字
。よしきた。
中に入ると、先客なし。もうクローズしていたか、と思ったらそんなことはなく。私のあともお客さんいらっしゃいました。
お話を聞くと、例年4月上旬はすいているらしく、来週は春休みにしちゃう、とのことでしたのでめちゃめちゃラッキー。
グラスワインをいただき、まずはうふたまご。
ゆで卵に自家製マヨネーズをのせたものですが、ああ自家製マヨネーズ!酸味も、その背後からくるあじわいも市販のものとは違います。
そこで、私は小学生の頃に読んだ「こまったさんのサラダ」という本を思い出していました。
その本の通りに、マヨネーズを手作りしたこともあったなぁ、あの工程を日々あたりまえのように行っているのだと思うと、料理もわくわくに。
赤ワインに合うように、どのお肉料理にしようかしらと悩んだ結果、黒板にかかれた、鶏肉と3種のお芋のソテーに。
その間マスター、シェフとお話を。
もともと京都の方がたで、観光客でめっちゃ人いた林源十郎商店のカフェ立ち上げのために岡山は倉敷にいらしたのだとか。
その後独立し、このお店を立ち上げ3年ということらしいです。
ゆっくりと焼かれた鶏肉は、皮がぱりっと、しかし中はとても柔らかく、ジューシーでかつ大きいのが嬉しい。
おいもはじゃがいも、さつまいも、むかご。じゃがいもの安定感にさつまいものほっくりとした甘味、そしてひっさしぶりにかみしめるむかごに、むかご食べたのっていなかのおばあさんの家だったか・・・なんてまた昔のことを思い出す。
ショップカードにあったように、シェフの今まで食べた「おいしい」の全てがつまっている料理に触れると、じぶんのおいしい思い出が引っ張り出されるのか知らん?
なんてことを思いました。
とても、いい経験ができる店。
泊まっているホステルの消灯(!)時間が近づいてデザートやコーヒーがいただけなかったのが残念。
次回は予約していきたいです。
倉敷にいく方、おすすめですよ。
ヒロセマリでした。
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LE BON (ビストロ / 倉敷市駅、倉敷駅)
夜総合点★★★★☆ 4.8