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やっぱ後藤真希凄いわ「夢は、強く思った人からかなえられる」夏まゆみ サンマーク出版

モーニング娘。やAKB48の振付として、が一般的におなじみの方でしょうか?

はたまた、フジあのテレビ27時間テレビで岡村さんが天然素材時代のダンスを踊る際に一緒に出てきた方…

一般の方の感覚がちょっと、わからないほど思い入れのある分野の、この人が居なかったなら今の私はなかったな!という方、夏先生の本です。


スターたちの裏側についてと、ビジネスなどにも通用する物事への姿勢、考え方、ことばなどがこの本を通じて感じられました。

 自分のまわりには、ほしいものがちゃんと存在している

今の自分にまずぴんときたのが、一章はじめのこのメッセージ。

「自分のまわりには、ほしいものがちゃんと存在している」ということがある。

このことは、世の中の一所懸命生きる人全員に共通していえるとわたしは思う。心を研ぎ澄ませ、ほんとうにやりたいことに向かって進んでいくと、あとから振り返ったとき、「あ、そうか、こんなところにあったのだ」と、ふと気づく。
P47

2018年は、自分が当たり前のように取り組んでいることで、あまり努力だと思ってないけど他の人から「すごい!」と言われることに目を向けよう、と思い始めていたときだったので、すごく今の自分にぴんときました。

新たに何かを始めるというよりも、今までしていたことに目を向け、ブラッシュアップできるように。幸せの青い鳥を足元から探すような一年としたいのです。

ここからは、モーニング娘。エピソードについて。

和田さんとの相乗効果

この時代のモーニング娘。ファン、ASAYAN視聴者、もしくは深夜ラジオ好きとか、うたばんなんかを注意深く見ていた方には有名な方。和田薫さん。

和田さんのエピソードがありました。

和田さんは同じ事務所の大先輩、森高千里さんのマネージャーをかつてなされていて、当時は鬼たいじという和田さんのセリフが入っていたりする曲があったりするわけですが、そっからのシャ乱Q担当、そしてそこからモーニング娘。立ち上げ期に関わって行く方。

ASAYAN内で曲の売上が芳しくなく、目標とする順位に届かなくて番組で坊主になったりもしてたあの方です。

モーニング娘。のマネージャーなのに、当時のオールナイトニッポンのパーソナリティーも務め、裏番組の安倍なつみさんに番組内で悪態をつく、大変面白い方。

その後、2000年頭にモーニング娘。のマネージャーを離れて事務所設立、ソニンさんらを育てたのちは安めぐみさんだったり、業務提携という形で優木まおみさんや橋本マナミさんをブレイクさせている凄腕の方。

その和田さんのことを

彼は大変な情熱家で、歴代マネージャーの中でもモーニング娘。をいちばん愛していた人だと思う。わたしは彼の事を、今もともにモーニング娘。を育てた同志とも戦友とも思っている。
P81

と夏先生が語るだけでこちらとしては胸熱ものです。

そして、このエピソードから、和田さんも感じる部分があり、それ以降の彼のマネージメントにも活きたのだと思いました。やっぱり、周りの人に恵まれてるところもあったなぁ、あの頃。

やっぱ後藤真希、あのASAYANは凄かったのだ

わたしがASAYANという番組を見始めたのは、鈴木亜美との同日シングル対決で負けた日、からだった。

BE TOGETHERというスマッシュヒットソングは流行りましたしわたしも好きだったので、そりゃその結果は仕方ないよなーと思いつつ、しかし、めちゃくちゃ停滞ムードのメンバー。

そこで始まっている、追加メンバーオーディション。

最終候補としてお寺での合宿メンバー発表。そこで出てきた後藤真希、東京都出身13歳、中学生。

あのインパクト。そりゃ、合格するよなと思ったものの、99年9月9日に9人でCDシングルを出すために2人追加の予定だったのに、予定を覆して1名のみになるとは。そこまでの突出した存在だったのです。

その翌年、3名追加予定を辻ちゃん追加して4人にしたから人数的に帳尻はあったのかしらね。

CDシングル発売前に、夏のコンサートに出るために、夏先生とごっちんとのマンツーダンスレッスンがあって、それにASAYANが密着していた。

夏先生が書いているけど、今でも思い出せる。「パパに似ている彼」という曲で、首を二回横に振りながらぴょこぴょこ飛んでるごっちんを。

数か月後、「ちょこLOVE腹筋~」と言いながら、ちょこっとLOVEの曲に合わせて一人腹筋をするごっちんを。

ものすごい量の努力を、それを辛そうに見せずにやって行く姿。それはTVで写し取られたところ以外もそうであったし、誰にも見せない部分での努力の跡が見えたと、夏先生は語ります。

彼女のデビュー前後をTVを通してでも見られたというのは、10年20年通しても、ラッキーな視聴経験だったんだろうなと思います。

本にも「夏の振りには、一つひとつぜんぶ意味があるんだよ!」とあったのですが、そこでまた私が思い出したのが、2000年の冬。

当時シルクドソレイユの「サルティンバンコ」が来日していて、そのイメージキャラとして、めざましテレビに毎日出ていたモーニング娘。。そしてイメージソングとなる新曲の振付公開!という日がありました。

まぁ後で言う恋愛レボリューション21のことなんですけどね。当時はそういう情報もなくただ新曲と。

そこでAメロ冒頭「乾杯BABY! 」のところでここはパンチするところだから、後ろの足は上がらないんだよ!

というような指導をしていたのが印象的でした。それが頭の中にすごい残っているから、自分が踊るときもそこは足上がりません。

形ではなく、意味があるから、納得して体が適切な場所に向かうんですね。あの頃のヒット曲はそういう感じで広まっていったわけですが、現役のモーニング娘。ちゃんたちは、そのあたりの意味合い知っているのかな?振付自体も変えてきているんだけど、オリジナルの振付をする際に、そういう情報が彼女たちに伝達されているといいなぁ、と思ってます。

これが夏メソッドなんだなぁと思うとともに、20年ちかくたっても頭から離れない、そんなに印象深いものをあの時期目いっぱいばちこん見られたことが今振り返っても幸せです、本当に。テレビ見るのが楽しみでしょうがなかったもんなぁ。

底力くんに会えるように

ラスト、底力くんについて書かれていました。

2018年は、底力君に会えるよう、自分に負荷をかけていきたいなと思いました。

底力くんについて気になった方やモーニング娘。、AKBを含むエピソードが気になる方はぜひぜひ読んでみてください。

12月31日読了

ヒロセマリでした。