私がTaskChute(タスクシュート)を始めた理由。 大前研一「考える技術」講談社文庫
読んだきっかけ
自分の活動、行動を改善しよう、と思ったときにこの本に行きつきました。
「ふむふむ」ってわかったふりをして、実際はそこまで思考が発展していかない人もいるのでは、と課題とその回答を見て思ったりもしました。
その回答を見ながら、「本当にそうなのか?」「その論理の根拠に穴はないのか?」という疑義を挟めたことが、自分の中では一歩進歩です。
大前さんの著書である企業参謀、本のほんの最初だけ目を通したことがありますが、この本が入社3年目、32歳での著作であったとは驚きました。
そしてコンサルを行う時は実際に現場に深く入り込んだ調査を行うんですね。
現場を見て、幹部社員ではなく担当からの調査をして、実際はどうなのか、という現実をクライアントよりも知る。
優秀なセールスマンと業績の上がらないセールスマンを呼んでのヒアリングなど非常に興味深かったです。
課題の問題から回答を読んでも、そこが問題の焦点であったとは繋がらないことが多かった人間がまずやることは、地味なんだけど本文でまず大前さんが行ったという通勤時間にテーマを決めて問題解決のプロセスを組み立てていくことを地道に繰り返すことなのかなと感じました。
私の場合、ポイント・マイルみたいな自分の得意分野については順序だって何をどうチェックして、判断して、
という問題解決のプロセスが瞬時にわかるのですが、それを他の分野に置き換えて考えることが苦手だということは自覚しているので、その横展開ができるように、脳の筋力トレーニングをしたいなと思いました。
私がタスクシュートを始めた理由
日曜日の午前10時、日曜日にどこかに出掛けたいときは午後4時として、1年先までネイルサロンの予約を入れている。
という大前さん、
生活のなかで自分でパターン化すべしと思っていることは、全部パターン化している。
と書かれています。その後の課題として
去年の手帳を出して、時間分析をしてみよう。
睡眠
食事
通勤
仕事
これらを総計し
「予定表がブランクだった時間は起きている時間の何%あるのか」
「それは合計で何時間か?」
「その時間、何をしていたと思うか?」
「次の1年、同じ時間の使い方をしたいか?」
を考えてみよう。次の1年の時間配分を予算化し、自己投資する計画を作ってみよう。
一年後の自分の姿を頭に描いてみよう。
この練習問題に取り組むために取り入れたのがタスクシュート。(TaskChute(1)をExcel2010/2013で導入したらまずやる時短設定。)
まずは見える化をして、現状把握。そこから現実的に、一歩良い自分に変化するための習慣を考えていきたいと動いています。