これ1冊だけでは具合悪いかな 「愛されなかったときどう生きるか44のヒント」 加藤諦三 PHP研究所
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すごい、人を突き放した本に感じました。
事実をどんどんと重ねて傷口に塩をぐいぐいしていく感じ。
当たっているんだけど。そうなんでしょうけど。
この重すぎる事実に対してのヒントが少ない。
この事実認識に重きを置きすぎて、
そこから自分がどう変わっていけばいいのか、 という
アクションに関してどうにも薄く感じてしまい、
ずいぶんとバランスの悪いシーソーのような本でした。
これ1冊だけでは随分と具合悪いまま終わってしまわないでしょうか。
自分の中でつかんだヒントは「許す」かな。
これをキーワードに他の本を探してみます。
あとはこれか。
愛されないで育った人は、先ず何よりも
人からしてもらったことを、どんな小さいことでも数えて、
それに感謝することである。
ことに近しい人からしてもらったことに
もっと敏感になることが必要である。
手帳に感謝するべきことがあったら、それを書いてその後
自然と確認できるような仕組み作りをしたい。
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