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ちょうどよくはたらいていい感じ、が難しい日本「職場の問題地図」沢渡あまね 技術評論社

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著者の沢渡あまねさんがNHK 「なるほど実感報道 ドドド!」に出演されたのを見て読んでみました。

働き方改革と言われども、変わりそうにないのは上司側のスキルによるのかなぁ。

これもまた、ちょっと前で読んだ本のとおり、その会社まだ余裕があるということ。仕事しないでいる人をそのまんまにしておけるという。

コラムにあった、あえて組織で2:6:2をつくるっていうのはいいなぁと思った。「タレントマネジメント」なんて言われるけど、その人の特性をつかんで、いいところに持っていけるといいのでしょうけど・・・翻って自分の会社の人事組織でそのようなこと、どこまでできているのかな?というのが気になるところであります。

ちょうどよくはたらいていい感じ、が難しい日本

日本では

  1. 長時間思いっきり働いてお金を稼ぐ
  2. 短時間、もしくは限られた時間の分責任、難易度の低い仕事しかなく給料も少ない
    という二択に加えて
  3. 長時間働きつつ低賃金

という選択肢も近年話題になっているわけで、なんだか具合わるい感じ。

この地図の対策を、実行し継続することの難しさよ

ここに書かれている対策を若手が実行し、打ち出していくのは大変だよなぁと感じてしまいます。

だからこそ、「ワークライフバランス」社のコンサルが企業に大うけなのかしらと。

あら、こちらの著者の方も「あまねキャリア工房」の代表だそうな。

旧態依然な、バブル入社組もあと15年したらみんないなくなるからそのころには会社も変わっているのでは、と考えるもそのころには自分たちがすっかり旧態依然になっていないか、というところが心配になった次第です。


職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

7月25日読了

ヒロセマリでした。