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帝国ホテル厨房物語 村上信夫

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帝国ホテルの総料理長を務めた村上さんの日経新聞「私の履歴書」を元にした書籍。

仕事に対する熱意がすごい。前のめりに、できることを考えて
真綿のように吸収していく。

随所に「楽しくて、充実していて疲れている暇が無かった」という記述があります。

そういう人は、どんな種類の仕事でも伸びていくし、周りもかなわない存在になる。

その原動力はやはり「夢」なのか。本人は「欲」といった記述をしていましたけど。
「これをしたい」という熱意を持つことが、人生において大きな差になるなと
改めて思わされることになった一冊。

「38年間、帰宅してから1日1時間、料理の勉強を欠かさない」とあった中、
それを読んだ私が何ができるのか。何をするべきか。
考えたいと思います。

また、東京オリンピックについても書かれていました。
東京オリンピックの食事のために、日本の有名ホテルから選抜されたメンバーで
食事を作るくだりを見ると、2020年に東京にオリンピックが来ると、
各産業で、またこういった一大的な集団が作られ、国として、
成果を残すことが出来るのだなぁと、スポーツにとどまらないオリンピックの
影響力についても改めて考えました。