あなたは年収の2割をばら撒ける?「人たらしの流儀」佐藤優 PHP研究所
|
心配事の9割は起こらない(「いま」をどう生きるかに、より心をこめていきたい)と同じく、空港で見つけて気になった本シリーズです。
人たらし、とはイメージがよいような、悪いようなというタイトルですが
相手と会話をするなかでどのように情報を得ていくのか。情報を得られるような魅力的な人間なるには具体的にどうすればいいのか。
前回の本で紹介した「喜捨」は仏教、禅の考えから説いていますがこちらは
端的に『儲けた銭をばら撒く意思があるか否か』
ちゃんと儲けて人に奢る気概があるのか?皆に、もっと言えば社会に還元しているか?ここですね。
真のトップ、人間的魅力のある人間は、皆やっていることです。
とビジネスライクに
『天に宝を積む』
ことの有用性を説いています。
具体的には二割を他者のために使うそうです。
来年度、二割、は無理だとしても、一割を予め予算化し、それを人とのやりとりがあった際に自分が出す。
これならできるのか?
一割という金額を予算化したときに、手が震えてしまいはしないか、と思いますが、人への贈り物や手紙を買う費用などもこちらから使うことにすれば、心の抵抗が下がるかな?
環境づくりを、ちょっと考えてみようと思います。
うそをつくと品格が下がるということ、また、小噓をつみかさねると大噓をつかないといけない状況に追い込まれるという話が書かれています。
たしかに、そういうのを見抜くようなインテリジェンスがあるような大きな人もいますが、
表面的な返答しかつかめていない上司もいると思います。
しかし、そこをこちらで判断せずに、噓をつかないという大前提に乗った方がいいのかな、
と判断に悩んでいるのが事実です。
天に宝を積めるようになったら、こちらに心を砕きたいと思います。
面白くって、いっきに読み切ってしまいました。