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まっぷるって1年でどれだけ変わるの??比較してみた

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結構質問サイトでも見かけるこの話題。
一年前の旅行ガイドブックって、もう役にたたないのでしょうか?
というもの。
実際のところどうだと思いますか?

手元に「まっぷる仙台」の2014年版

と2015年版

があるので、
徹底比較してみました!

1.全く変わらないページ

例えば「蔵王トレッキング」のページは、
配置やフォントも変わらない、
14年と15年がイコールなページでありました。
価格も据え置き。

左端の広告が「宮城蔵王ロイヤルホテル」なのですが、
そこのデザインと価格のみが変わっておりました。

ここまで変わらないのは全体の5%もなかったです。

2.配置は同じだけとフォントが違う&フォントは同じだけど配置が違う

このパターンが多く見受けられました。
50%くらいはこのパターンかな。
解説まで含めて基本文章は一緒なんだけど、
キャッチコピーが変わっていたりします。

例えば「伊達な松島の初心者必訪大定番」
ではページの紹介が2014年版は

「伊達家とのゆかりが深い松島には、瑞巌寺や五大堂など
歴史好きならずとも足を運びたいスポットがたくさん。」

が2015年版は

「伊達政宗の菩提寺・瑞巌寺がある松島は、
藩政期より伊達家との関わりが深い街」

に変わっています。

また瑞巌寺について2014年版は

「本堂は改装中 2016年3月まで」

とあったのが2015年版ではなくなり、代わりに

「桃山文化の粋を集めた伊達家の菩提寺」

というキャッチコピーが追加されていました。

3.一部お店が入れ替わっている

飲食店に多いのがこのページ。35%程度でしょうか。

たとえばずんだ特集。
2014年版では
「村上屋餅店」「甘味処彦いち」「ずんだ茶寮」
 「玉澤総本店」「ぽぷら」「鯛きち」
「ヴォワザン」「CAFE Soyo」「ARINCO」
が紹介されておりましたが
2015年版では
「村上屋餅店」「甘味処彦いち」「ずんだ茶寮」
「玉澤総本店」「ぽぷら」「鯛きち」
までは同じですがその他
「壽の三色最中本舗」「北上京だんご本舗」
「らぽっぽ」「お茶の井ヶ田」「仙台カレー食堂」
というお店がラインナップに追加されております。

これだけ違うと、新しい物を買った方が良いのかもしれませんし、
2年連続で掲載されている店は定番ショップなのかな、
という気もしてきます。

ただ、ナツイチ(夏に各出版社が行う小説100選。
芥川、夏目、宮部みゆき、東野圭吾とか3,4作品を
毎年ループして選出する傾向が強い。)
のように、3~4年周期で店舗がループしている可能性もあるため
そこは継続調査をしたいところ。

4.企画自体が変わっている

これが新作を購入する真価が問われるところ。
全体の10%程度がそうでした。

例えば2014年版では
「平泉」が見開きで特集されていたのが
2015年版ではなくなり、
「石巻」のマンガ特集が見開き2ページへ倍増。
また、あまちゃん効果か、2014年版にはなかった
「南三陸」項目が2015年版には新設されておりました。

5.結論として新しいもの、古いものどちらが良いのか

こればっかりはその人がどのような旅をしたいかに
よってしまうな、というところ。
例えば2014年版のグルメ特集では
「宮城野菜のおいしいレストラン」が特集されているのが
2015年版では「地酒」に変わっているわけです。
この情報には優劣があるわけではなく、
あなたがどっちを食べたいか、によって
価値が決まると思います。

前半のグルメあたりは増税がしっかり反映されてるな、
と思いましたが後半は金額差が全く見られなくなってしまった
のもあり、旅のプラン決めにはこの増税タイミングにおいても
影響はありませんでした。
(2016年版で完全に反映するのかしら?)

もし機会があれば、両パターンを手に取って、
比較してみて選ぶと
よりあなたごのみの、
良き旅が楽しめるかもしれません。

この比較を見て思ったのが次年度版を出すときの企画会議が
楽しそう!ということ。
どのページを残して、どのページを書き直すのか。
どのキャッチコピーを新しく書けるのか。
どのお店を新たに追加するのか。

是非とも昭文社にお邪魔して、その様子を記事にしたいと
思いました。
どうでしょう昭文社さんこの企画。

明日は
「まっぷる仙台・松島 宮城」と「まっぷる仙台ベストスポット」
どれだけ違うの?比較してみたよ
をお届けする予定です。

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