おしゃべりせずとも大丈夫な間柄の人を誘ってゆったりと 京都 蹴上 喫茶チェカ
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川口葉子さんの本で紹介されたカフェを訪ねるシリーズ第二弾。
京都旅行に、この本で紹介されたお店への訪問を
組み込ませてもらいました。
冬の霧雨降る蹴上駅。
実際は寒いのでしょうが、
張り詰めるようなしんとした空気を、
雨がやわらげてくれるようです。
南禅寺を普段の視線から斜め後ろ上方から見つめているような
不思議な感覚に包まれながら、レンガを眺めながら動物園の方に
向かって歩いていきます。
駅から10分近くでお店に到着しました。
休日ですが、真冬ですので幸いにも席に空きがありました。
私は本を読んでこれ、と決めていたロールケーキを。
友人は蒸しチョコのケーキにし、2階へ。
2階に茶釜があり、そこでお湯を沸かしているのがよく見える
畳の席を案内されましたので、ほうじ茶を頼みました。
畳の奥のスペースには、クリスマスの準備でしょう、イチゴの箱が
斜めに5,6箱重ねてありました。
内装の白さだけでなはく、茶釜や畳があったり、かと思えば茶色いアンティークな
ケースがありといったようなまぜこぜなテイストが、
その作業風景さえも微笑ましいもの、お店の一部として存在するのだな、
とまで思わせてしまいます。
雨の中、温かいお茶を頂きながら、ぼんやりと
ケーキを口に含むと、疲れをいやす甘さが沁み渡ります。
寒さで疲れた体には、ロールケーキよりも、
一口もらった蒸しチョコの濃厚な甘味が甘美に感じたのが事実。
体調に応じて、ケーキを検討すれば良かったです。
おしゃべりせずとも大丈夫な間柄の人を誘って、
またゆったりと、静かな時間を過ごしに行きたいと思いました。
川口葉子さんの本で紹介されたカフェを訪ねるシリーズ第一弾はこちら。