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県立浦和高校のダークサイドも「仮面の家 先生夫婦はなぜ息子を殺したのか」横川和夫 駒草出版

学校の先生と、その奥さんが息子を殺す、という話。

そのフィールドは、最近こういう本でも話題になっている、こちら、浦和高校。


埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)

良さをたたえる本を読むときには、こういったダークサイドの本も合わせて読むことで、自分の中での評価の精度が上がる気がしますよね。

家庭内暴力がひどくて、耐えかねて・・・という理由だけど、そこまでするに至っては、絶対その両親にその原因はある。

数々の、人を殺す子供、親を殺す子供、子供を殺す親の話の裏側に潜む異常性にアプローチした本。

父親と子供が、へんは違うけど読み方が同じというところにまた恐怖が。

親が、子供は別の人格の別の人間だと思えない人間であることが発生する不幸。

保体の時間にでも、子供は手前の人形じゃないって、教育してくれませんかね、と思う。

この話は平成の初期のものだけど、さらに次の元号になっても同じような事件が終わらずに続きそうなので、今読むことにも価値はあると思います。


仮面の家 先生夫婦はなぜ息子を殺したのか (追跡ルポルタージュ シリーズ「少年たちの未来」4)

2月4日読了

ヒロセマリでした。