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野口美惠さんの面目躍如。「伊藤みどり トリプルアクセルの先へ」主婦の友社 野口美惠

チームブライアンから、また次へと、読んでしまいました。

伊藤みどりさんが、セカンドキャリアを経て、またフィギュアスケートの試合に挑む物語。

伊藤みどりさん、そのトリプルアクセル、銀メダルという情報は小学生の頃から頭にありました。そして長野五輪での開会式の姿も印象的でした。

その後、フィギュアスケートが日本で大人気になり、10年経ったでしょうか。

そんな今、

全5種類の3回転ジャンプを計7回。しかも2度の連続ジャンプはどちらも、2つ目に3回転を入れている。そしてみどりは、そのすべてを完璧に成功した。

P42

「10年先を行く技術」と評価された。しかし、このジャンプ構成は、2010年バンクーバーオリンピックで優勝したキム・ヨナとほぼ同レベルの構成。つまり22年後のオリンピック女王の技術レベルだったのだ。

P43

この文章を見て、みどりさんの凄まじさを明確に知ることになりました。

フィギュアスケートブームが訪れ始めた頃、みどりさんが解説をしているTVを見ていましたが、感情が前に出るもので、もっと技術的な話を聞きたいな、と思っており、荒川静香さんが金メダルを獲得し、そのポジションで冷静に、伝えてくれるなぁと思っていました。

みどりさんはその内容について葛藤がありながらも、そこを周囲のスタッフに話し、内容を調整していく、ということが出来なかったんだなぁという内情がこの本で初めてわかりました。

そして、テレビに映らなくなってきたようになった頃、みどりさんが何をしていたかも。

物凄い知名度と、功績を得た人も、スポーツ選手としての生活の後、日常を、一般人が思ったよりも地味であるものを過ごしていく。その大変さ、難しさが描かれています。

そういった点では、スポーツに熱中している方には参考になるのでは。

3章、「それぞれのオリンピック」では、今まで読んだ著書で、その物語のナレーターであった野口さんが登場人物として、スケーターとして、みどりさんの友人、チームメートとして現れます。

野口さんがどんな方なのか、その片鱗を伺えたことが著書を楽しく読んでいるものとして楽しく、ここまでの取り組みをしている方の著書をこれからも読んでいきたい、と思いました。

みどりさん、現在47歳。人生まだまだ長い!どんな先を切り拓いていくのでしょうか。

1月5日読了。

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