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ライトノベルというのはバカリズム(コンビ時代)のネタ本なのか 「野崎まど劇場」アスキー・メディアワークス

ツイッターで将棋の対局で「家から角を持ってきてのっけから王手」
という部分が引用されていたのを見て、なんだこれは!と思い、
急ぎ読んでみました。

ごく短い話が20以上も連なる短編集。

1作目の「Gunfight at the Deadman city」
という作品では、人と弾道が記号を使って表されています。
この段階では、筒井康隆の虚人たちのような斬新な本なのか!

と思いましたが、段々ね、「?」が増えていくわけです。

この説明イラストが各短編にどんどん出てくるわけです。
おそらく、様々なパターンで、表現をしていくというその限界を
探すような形で、いろんな写真やイラストが差し込まれてきます。

12作目の「苛烈、ラーメン戦争」のところで気づきました。
これ、文章だけではもう成り立たない。
イラストのラーメンの具を見て、初めて作品として成り立つのです。

それって、芸人さんのネタ本を読んでる感覚です。

一番最初に浮かんだのがバカリズムさんですが、他にも
いつもここからとか、鉄拳とか、ああいったイラスト書いちゃう芸人の
枠だよな、これ、と思ってからは気持ちを切り替えて、
さらっと読めました。

このような本が、小説の王道だと思い、読み進めている方と、
どのようにコミュニケーションが取れるのだろう、という危惧が
後に残りました。

虚人たち、たまにチャレンジしては挫折する本。
またチャレンジしてみようかしらん。

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