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調べてみたら、話題の書であった。「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。」日垣隆 講談社

たまたま、同作者の本が2作続きます。

全然違う内容の本でびっくり。

「電子書籍を日本一売ってみた」

という惹句で読んでみた感じなのですが、おや、Kindleの文字がひとことも出てこない。

この本の発売が、2011年4月ですので、日本で今ほどキンドルの環境が整ってなかったのでしょう。

自サイトでPDFを販売している数が、日本一だろうという趣旨のようです。

自サイトでPDF発売とは、仕組みづくりが大変だったのでは?と思っていましたが、ネットで調べたところ販売スタイルに脆弱性があった模様。

Kindleで現在検索すると、270作くらい出てくる感じですね。

参考にしてやってみようと思うこと

2点あります。

マイル・ポイント系の本を書こうと思っているのですが、それを読みやすく、短いものをシリーズとして刊行しようかな、というのが一点。

そしてもう一つは全仕事リストを作ってまとめるということ。

こういうヒントがあったので、収穫アリと。

散乱していく、内容

前半はまだ電子書籍での辞書の優位性とか書かれているのですが、後半は、こんな話題。

鴨川館別邸 ラ・松廬という

こんなんや

こんな感じの一室 114平米(本には400平米ほどと書かれている)、一人一泊5万!

もするお宿を執筆するために使う常連客らしいのですが、そこでの予約システムの不備(先方の不備を詫びるために注意点ありと記してあって、その内容がシステム入力した担当者がつながるまでわからなかった)で保留にされた話、

続いては箱根の強羅花壇という名前はきいたことのある

これが離れの一部屋!

というお写真を見るだけでうっとりするような宿で5度目に宿泊した際に女将が自分のことを覚えていなかったという話、

からの冒頭には××と伏字で出てきたのに3ページ後には箱根 料理宿 弓庵だとわかっちゃった(いいのか?)

贅沢な別館で、とりわけ1階の最も広々とした部屋が好ましい。

P240

と言っているので貴賓室 「千条」という和洋室 123平米/和室10帖+ベッドルーム+リビング+休み処+露天風呂と内湯のお部屋なのでしょう。他2つの個室は同じく70平米くらいなので。

ここは名前を言うと「先日はありがとうございました」と覚えられていて好ましい、という話でありました。

ええ、電子書籍の本の話は?!っていう感じなんです、あとは人とのトラブルというか、著者が納得できない話があれこれと入っておりました。

ちなみにね、このくだりの伏字から宿がわかるまでの3ページの間に

そこそこの温泉宿におけるカップルの6割が不倫であるという調査結果がーあるわけないのだが、ありそうな話として全国いたるところで何度も仲居さんたちから聞いた。

P237

っていう話があって、さらにこの貴賓室、一休のサイトで見たら1名予約では選択できないの。

不倫で使ってるのかな?

って読者に読み進めてもらいたいのかな。なんて思いました。

電子書籍のありかた

結局、電子書籍と本との違いは?という内容に関しては

ちょっと時間が空いたときに、それを読む。
P69

気分に合わせ、細切れの時間を利用して電子書籍を読んでみる
P70

現時点での電子書籍の需要は「ここでしか読めない短いもの」
P73

というキーワードで読み取れたかたちになります。

270冊という著作の大半は、現代人が隙間時間でちょっと読めるコンテンツの集積なのかなと、推測されます。

時代もありますが、電子書籍と紙の本についての日本の状況、とか未来、とかそういった情報を欲しい人向けではないと思いました。

これも読み終わった後調べたら、ツイッターで1か月5刷!と著者は言うも、出版社側は初版1万部の半分も売れていないと言うというようなまとめができておりました。さもありなん。


電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。

9月3日読了

ヒロセマリでした。

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