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女子高生の日記と文学とは紙一重 1980アイコ16歳 堀田あけみ 河出書房新社

タイトル名だけは小学生の頃から知っていた作品。
私の中では小説というよりは、アミューズ主催のオーディションで
富田靖子さんと松下由樹さんという2人の女優が選ばれた
デビュー映画という知識でいてずっと来ていました。

それが、実は小説、しかも当時最年少の高校在学中に文藝賞受賞、
話題となった作品と知り、頭の中でフランソワーズ・サガンや
綿矢りささんがどうしても浮かんでしまいます。

そうとなっては読まずには居られません。
読んで冒頭、衝撃でした。

女子高生の独白が続いていきます。
ぞくっとしてしまい、一旦、読むのを辞めようかとも思いましたが
一定の章を過ぎていくと、慣れなのか、ページが進んで行きました。
文学と、女子高生の日記との違いは何なのか。
綿矢りささんもデビューの頃、評価が二分していたことを
思い出しました。

1980年という時代を切り取っている作品ではありますが、
近頃は親が子供の事を学校に任せすぎだ、というような話題は
現代に通じるものがありますね。

1980年に16歳だった人は、今何歳になっているのか、
計算してみると、50歳なわけですよね。
子どもが16歳、もっと大きいのかもしれない。
そんな親世代になった50歳前後の方が、かつての自分を思い出す
きっかけに、再読して頂くとどんな思いになるんでしょう。

ラスト4ページでとんでもない展開になって、突き放すように
作品は終わります。
これから登場人物はどうなるのと思ったら、続編がある模様。
・・・読んでしまうかもしれません。

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きっかけについて書かれていました
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